英語アニメだけにするべき?理想と現実のギャップとは
英語育児をしていると、「アニメは英語オンリーが理想」と聞くことが多いですよね。
実際、私の友人の家庭では英語アニメだけに絞っていて、お子さんもスムーズに英語を楽しんでいる様子。
正直、羨ましい...!
でも、我が家では“英語アニメだけ”は無理でした。
この記事では、日本語アニメも見せている理由と、英語アニメをどう取り入れてきたか、リアルな工夫や子どもの反応をまとめます。
英語アニメだけにできなかった3つの理由
わが家が「英語アニメだけ」にできなかったのには、明確な理由があります。というより、できなかったのが正直なところです。
①「おかあさんといっしょ」を見せたかった
自分も「おかあさんといっしょ」で育ったから、親子で一緒に歌ったり楽しむ時間がほしかったんです。
海外赴任の予定もなく、両親ともに日本人。だからこそ、日本語の童謡や文化にも触れてほしいと思ったんです。
②夫がテレビ大好き
夫がテレビ好きなので、帰宅後は日本語のテレビをつけっぱなしにしてしまいます。
そのため、私ひとりで英語環境を維持するのは現実的に難しかったんです。
③祖父母の家で日本語アニメが流れる
我が家は、両家の祖父母の家が近く、頻繁に遊びに行きます。そのため、祖父母宅では日本語アニメが自然と流れてしまう環境にありました。
特に私の父は、孫と一緒にアニメを見ながら、リアクションをみるのが楽しみなようで...。
そこを無理に止めるのは、正直難しいと感じています。
ただし、YouTubeは動画によって中毒性が高いものもあるため、YouTube以外の番組やNetflixを見るようにお願いしています。

YouTubeは英語アニメも豊富だけど、中には中毒性の強い動画も...。親が内容を選んで見せたいんです。
英語アニメの習慣は「家の中は英語だけ」でつくる
外では日本語が自然と入ってきてしまう分、「家の中だけは英語」というルールを決めました。
具体的には:
- 朝の「おかあさんといっしょ」「いないいないばあ」→日本語OK
- それ以外のアニメ→英語オンリー
最初は「日本語がいい~!」とぐずることもありましたが、「うちのテレビは英語しか映らないよ~」という謎ルールを繰り返し、何とか定着しました(笑)
祖父母宅では割り切り、親がコントロールできる範囲だけ英語環境にしています。



息子の中で、日本語は“祖父母の家で見るもの”だと認識しています。
実際に見たことのあるアニメ一覧(英語・日本語)
英語アニメ(過去~現在)
- DWE(ディズニー英語システム)
- Peppa Pig
- CoComelon
- Baby Shark
- Thomas and Friends(トーマス)
- PAW Patrol(パウパトロール)
- Bebe Finn
- A Dragon on the Doorstep(英語絵本を歌った動画)
日本語アニメ(過去~現在)
- おかあさんといっしょ
- いないいないばあ
- みいつけた!
- アンパンマン
- 日本昔ばなし
- ジブリ映画
- ノンタンシリーズ
英日両方見たアニメ
- Thomas and Friends(トーマス)
- PAW Patrol(パウパトロール)
英語アニメ拒否期をどう乗り越えたか?
当然ながら、「英語わかんない、見たくない」という時期もありました。
特に英語と日本語の両バージョンがある作品は、当然ながら日本語の方が理解しやすいです。
そのため、「日本語に戻したくなる誘惑」との戦いは、想像以上に大変でした。
それでも、我が家では「テレビは英語アニメしか映らない」のルールを一貫して守り続けました。
さらに大きかったのは、“英語アニメを見ているお友達”の存在。
遊びに行ったときに、みんなで「Baby Shark」や「Bebe Finn」を見て歌っていたことで、「英語が普通なんだ」と自然と受け入れ始めました。
“英語仲間の存在”はかなり支えになりました。



偶然仲良くなったお友達が、“英語アニメ派”だったのがラッキーでした!
日本語アニメで絵本好きに?
英語アニメ中心にしつつも、日本語アニメも「良かった」と思える出会いがありました。
それが「日本昔ばなし」です。
私の父が録画してくれていたもので、ナレーションがゆっくりでシンプルな映像。
怖い話や悪者が出る話もあって、感情が動かされるのが息子にはヒット!
これをきっかけに、昔話の絵本にも興味を持ち始め、以前は落ち着いて聞けなかった絵本の時間も、じっくり聞いてくれるようになりました。
映像と本がつながる体験として、とても良い出会いだったと思います。



絵本好きになるきっかけは、日本語の『日本昔ばなし』でした。
まとめ:それぞれの家庭のスタイルで英語に取り組もう
我が家では、息子が「トーマス」大好きだったことが追い風となりました。
アンパンマンよりもトーマス派だったので、「好き=英語で見られる」状況が自然にできてきたんです。
また、歌が好きだったので、英語の歌が流れる絵本やリズムのあるアニメも効果的でした。
興味のあるものを英語で用意するだけで、受け入れ方が全く違いました。
正直、英語アニメオンリーの方が英語拒否する可能性は減ると思います。
でもそれを実現するには、夫婦の価値観、祖父母との関係、生活スタイルまで見直す必要があります。
我が家は「英語も日本語もOKだけど、家の中では英語中心」というスタイルで落ち着きました。
- 興味のあるジャンルを英語用意するのがポイント
- 拒否期は必ず来るけど、“仲間”や“ルール”で工夫
- 日本語アニメにも良い影響がある
- 日本語アニメはテンポのゆっくりしたものを選び、中毒性の高い作品は避けるようにしたら、英語アニメに戻りやすかった
それぞれの家庭に合ったやり方で、無理なく続けていきましょう。